埋蔵文化財試掘調査

こんにちは

只今、ご新築のお打合せをさせていただいている

A様邸の建築予定地が岐阜市の文化財保護地域にあたるため

昨日、試掘調査にお施主様と一緒に立ち会ってきました。

1m×3mの大きさで深さ1.5~2mを掘って調査するそうです。

深さは市町村によって違うそうですが岐阜市は1.5~2m。

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直前まで雨が降っていたので今回は、安全第一に1.5m掘削。

意外に深さがあり驚きました。

試掘調査のイメージは調査員がカマなどを持って横並びで

少しづつ手掘りで掘っていくイメージがあったのですが、

急勾配な場所や大きな重機が入らない場所など以外は、

重機を入れて掘っていくそうです。

掘り進めていくと陶器の破片や蓋などいろいろと出てきました。

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岐阜市文化財保護課のかたいわく、よく出てくるのが食器類だそうです。

その食器類も絵付けの手法や材料によって時代が違ってくるため、

その場で判断できる場合もあるそうです。

今回、出てきた食器類は濃尾震災後(明治以降)に何らかの理由で

埋まった物だということです。

1.5mまで掘削したあと、調査員の方が穴に入り念入りに調査。

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時代によって層が分かれるそうで、新しい時代ほど上に層があり、

今回の1.5m掘削した間に江戸時代からの層が見えると分かりました。

調査結果の詳細は後日。

結果ができるまでドキドキです

立ち合ってくださいましたお施主様、調査員の皆さん、

お疲れさまでした。


現場にこんな乗り物が・・・

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岐阜市文化財保護課のかたが乗ってこられた自転車。

岐阜市ならではのネーミングに思わず撮ってしまいました♪


IC

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