軽井沢にあるアトリエ山荘を見学

 こんにちは、台風がちょくちょく来て嫌な感じですね。

 9月の始めにお休みをいただき、軽井沢まで


建築家、吉村順三先生の設計した脇田和アトリエ山荘を見てきました。


今から50年以上前の建物でしたがとても居心地のいい素敵な建物でした。


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 因みに、軽井沢の冬は極寒時には-20度にもなります。そんな中で暖房設備としては

簡単にいうと、オンドルが採用されています。

(オンドルについては各自で調べてね)

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館内を案内していただいた清水さんによると、


完成した当初は素敵な空間なので山荘に訪れた人がみんな室内でうろうろと


してしまうらしく、吉村先生ご自身から


「みなさん、立ってないで心地いいと思うところに座って下さい」


と注意???をいわれていたとの事です。

(なんで立ってるんだ、ここに来たら腰を下ろしてくつろぐもんだろ)

と言いたかったのかもしれませんね。

暖炉がある部屋の小屋組みは設計上、意匠上、どうしても木造だと大梁に

なるところですが、吉村先生は梁が見えては内観が台無しになるから

鉄骨を採用して見えないようする方法を選択しました。

 また、食堂や居間に座って庭を眺めた時に視界に入る景色を考慮して

軒の出を決定したそうです。

開口部は全開口として視界だけでなく風も大きく流れるように設計してあります。

 書いたらきりがありませんが、皆さんも軽井沢まで行く機会とタイミングが合えば

是非見学して下さいね。( **普段は開放してません**)

設計 H


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